「複利」というワードを聞いたことはありますか?
「複利」は、あの物理学者のアインシュタインが「数学における最も偉大なる発見」と絶賛するほどです。
この、舌をぺろっと出した人です。
きっと資産運用の事を勉強していると、「複利」はどこかで必ず出てくると思います。
僕も何となくは分かっていても、正確には理解出来ていませんでした。
そこで、今後の資産運用のためにもちょっと勉強してみました。
ちなみに、複利は今勉強しておいたほうがいいです。
「なう」です。
あとであとでとずっと後回しにしてしまうと「複利」の威力が発揮できないことになります。
これ重要なんです。
またあとで説明しますが。。
もし段々と節約が身に付いてきた人は、今度は資産運用の事も少しずつ勉強していくと思いますのでもし興味があればサラっと読んでみてください。
今日は僕のメモ的な記事にもなってます。
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複利って何?単利と複利があります。
単利の場合はそのままの意味なので直ぐに分かると思います。
複利は元本に利子が付いた場合に、次回には前回に付いた利子を元本に含めて今度はその合計に対して利子が計算されます。
例で見ると分かりやすいと思います。
例えば100万円を株だったり投資信託で運用して毎年10%のプラスの成績だとします。
(毎年きっちり10%は有り得ないですが分かりやすく10%という事で)
35歳の人が55歳まで20年間これを続けたとします。
単利 | 複利 | |
1年経過 | 110万円 | 110万円 |
2年経過 | 120万円 | 121万円 |
3年経過 | 130万円 | 133万円 |
4年経過 | 140万円 | 146万円 |
5年経過 | 150万円 | 160万円 |
6年経過 | 160万円 | 176万円 |
7年経過 | 170万円 | 193万円 |
8年経過 | 180万円 | 212万円 |
9年経過 | 190万円 | 233万円 |
10年経過 | 200万円 | 256万円 |
11年経過 | 210万円 | 281万円 |
12年経過 | 220万円 | 309万円 |
13年経過 | 230万円 | 339万円 |
14年経過 | 240万円 | 372万円 |
15年経過 | 250万円 | 409万円 |
16年経過 | 260万円 | 449万円 |
17年経過 | 270万円 | 493万円 |
18年経過 | 280万円 | 542万円 |
19年経過 | 290万円 | 596万円 |
20年経過 | 300万円 | 655万円 |
※小数点以下の千円単位は切り捨てています。
単利は100万円に対して毎年10万円利子が付きますが、その10万円は再投資せずに自分の儲けとして手元においておきます。
翌年はまた100万円のみの投資でスタートです。
これの繰り返しです。
という事は毎年10万円ずつ増えていきます。
これに対し、複利は一年目に110万円になります。
ここまでは単利と同じです。
2年目の運用に関しては、
1年目に増えた10万円は引き出さずにそのまま110万円をまるごと投資します。
増えた10万円を元本に含ませて投資や運用するという事です。
この繰り返しを20年間続けます。
そうすると結果を見てもビックリですが余裕の2倍以上。
655-300=355万円
20年後には355万円もの差額がつきます。
これが複利の威力なのです。
初めに、
「今勉強しておいたほうがいい」
「なう」
と言ったのは時間が経てば経つほど複利の威力が大きくなるからです。
例えば、老後にたった2、3年複利で運用してもあまり驚くような威力は感じられません。
ただし、単利のように毎年10万円を好きに遣うという事は出来ません。
運用で利子も20年間ずっと拘束されます。
毎年ちょこちょこ良い思いをするか、20年後にガッツリ、ドカっと受け取るかですね。
72の法則を使えば2倍になる年数がおおよそで分かります。
例えば先ほどの例で言うと
10%で運用するので
72÷10=7.2
約7.2年でお金が2倍になります。
8年もすれば完全に2倍だという事がわかります。
もう一つ、よく例にあげられるのが
次の恐ろしい計算です。
借金の場合です。
消費者金融で100万円を15%の金利で借りたとします。
(100万円の場合は平均で15%前後です。)
この場合は72の法則では
72÷15=4.8
何も返済せずに放置すると約4.8年で2倍です。
実際にはまるまる放置は無いと思いますが。
まとめ
複利は受け取った利子や配当をそのまま元本に含めて再投資していく方法です。
時間を掛ければ掛けるほど威力を発揮します。
だからこそ今勉強しておくべきです。
複利計算アプリという便利なものもあります。
気になったらチェックしてみてください。