定期預金や普通預金、他にもお金の勉強を始めると以下のようなワードが頻繁に出てくるようになります。
銀行に預けた場合は?
「銀行に預けたら利子がついた。」
「銀行に預けたら金利がついた。」
「銀行に預けたら利息がついた。」
どれも正解のような「響き」がしますけど…
なんとなく「利率がついた」とは言わないような気がします。
利率は「率」がつくだけにパーセントなので。
今述べたワードは、文脈上何となく出てきて「サラッ」と通っており、ザックリの意味は理解していてもこれらの違いを明確には理解していません。
ただ、ブログの「記事を書く」「発信する」という作業を始めると「ん?同じ意味?この場合はどっちを使うの?」という事が出てきます。
そこで、メモ的な役割と今後の知識のためにもちょっと調べてみました。
僕と同じように違いを明確に理解していない人は「サラっ」と読んでみてください。
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利子と利息は基本的には同じ意味で使われます。
「利子」と「利息」
厳密に言うと少し異なります。
まず、利子と利息は、お金を貸したり借りたりするときに付くものです。
上記の例で説明すると分かりやすいですね。
銀行に預けていて記帳すると「利息」と印字されているものを見たことがありませんか?
銀行には「預ける」とよく言いますが、僕たちは銀行にお金を貸している状態となり、銀行はそのお金を運用しています。
その貸したお金に対して自分へ入ってくる利息が付きます。
次に、お金を借りた場合です。
住宅ローンなどを支払う場合には利子が付きます。
これは借りたお金に対して自分が払う利子が付くという事です。
あくまで、これは一般的な考え方で必ずこれが当てはまるわけでもありません。
結局は、多くは曖昧で使われているのが現状のようです。
でも、これを知っておくとちょっとイイですよね。
「金利」と「利子」「利息」の違いは何?
金利≒利子≒利息
つまり、ほぼ同じような意味で使われています。
ただし、金利は「%」を使ってあらわされます。
例えば、「お金を借りたら金利10%だった」などです。
お金の貸し借りの際、「利息」や「利子」は具体的な金額である100円などの「円」で表されるのに対し、「金利」の場合は10%などの割合の「%」であらわされるという事です。
金利と利率の違いは?
金利はお金の貸し借りの際に使われるのに対し、利率は、金融商品などの元本に対する利息の割合の事を言います。
金利と同じで「%」であらわされます。
特に一年間につく利息の割合は「年利」と言われます。
これは良く見たり聞いたりしますよね。
文脈上で、特に指定など無く利率が出てきた場合は、ほぼ年利の意味です。
そして、一日につく利息の場合は「日歩(ひぶ)」と言います。
金利と利率はほぼ同じような意味で使われる場合もあります。
文脈の流れで判断することになります。
まとめ
単位 | どういう時 | 例 | |
利子 | 円 | お金を借りた時(払う) | ローンなど |
利息 | 円 | お金を貸した時(受取) | 預金など |
金利 | % | お金の貸し借りの際の手数料の割合 | ローン、預金など |
利率 | % | 金融商品等の元本に対する利息の割合 | 株などの金融商品等 |
このように、一応使い分けが出来ますが、曖昧に使ってる場合がほとんどのようです。
文脈でどういう意味で使われているのかを判断します。
円(単位)と%(割合)の使い分けが出来ていれば、あとはほぼ同じ意味で使っても特に問題はないと言うことです。