トランプが大統領選に当選してからというもの徐々に動きが出始めています。
トランプの選挙時の公約でもあった「TPP」を離脱すると通告しました。
そして、その後、正式に脱退しました。
「TPP」に関しては、これまでに何度も繰り返しテレビでやってますし、何となく情報を知っているといると思います。漠然と「外国から食べ物が安く入ってくる」というくらいでしょうか。
僕も正直そこまでTPPの事を良く分かっていません。
ただ、食べ物の値段に直接影響するとなると、僕たちの生活に影響するのは確かです。
そこで、今後の節約生活のためにもTPPの事をもう少し知っておくべきだと思い調べてみました。
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TPPとはそもそもなに?
TPPは正式名称はTrans-Pacific Partnershipです。
別名まであるみたいですがここでは書きません。
日本語では「環太平洋戦略的経済連携協定」です。
これも結構メディアでやってるので聞いた事があると思います。
でも、正直意味はあまり分かりませんよね…
「経済に関することは連携してうまくやって行こうよ!」的な感じはしますけど。
では、TPPはどういう内容なのかと言うと、
まず、参加国はアメリカは脱退して以下の11カ国です。
これらの各国で色々な分野で共通した「ルール決めをしましょう」というものです。
じゃあどんなルール決めかと言うと。
これらの幅広い分野でのルール決めです。
そして、メディアでも一番報じられているのが 関税撤廃や削減です。
「医療保険」は僕たちも関係ある内容です。
「関税撤廃や削減」に関しては、よく農家の方たちが怒ってたりデモをやってるのを見たことがあると思います。
それ以外の項目は、一般人の僕たちにはすぐには影響はないのかもしれません。
一番問題にされているのが「関税撤廃や削減」です。
物品の貿易については、日本の全貿易品目(9018品目)の95%の関税が最終的に撤廃され、関税が残るのは農林水産物443品目だけになる。農林水産物(2328品目)は関税を課している品目の半数に当たる約400品目の関税を撤廃する。
関税を撤廃することにより日本には外国産の安い商品が出回ることになります。
こうなってくると国内の農業、水産業、畜産業をはじめ多くの人たちが価格面のみで言うと競争に負けてしまうことになります。
農家の人たちが怒るのも当然と言える内容なのです。
TPPによって消費者のメリットは?
例えば
豚肉
↓ 関税撤廃後
安全面など全く考えなければ、アメリカ産の豚肉の方が良いに決まってますね。
これが色々な商品でおきてくるという事です。
つまり消費者にとっては安く買い物出来るようになるのでメリットと言えます。
他には、輸出企業にとっては貿易の自由化が進み日本の輸出が増えることでグローバル化が一気に加速しGDPが増加します。
TPPによる消費者のデメリットは?
海外からの安い商品が入ってくることでデフレ化の懸念があります。
デフレは教科書通りいくと「よくないこと」ですが、僕はいつか書いたように「その瞬間」では悪くないことだと思います。
だって安く商品が買えるから。
あとは農業、水産業、畜産業の人は大打撃です。
廃業しなければならない人も出てきます。
他には今でも既に問題になってますが、海外から入ってくる商品の安全性の面では大きな不安が出てきます。
最後に医療保険の自由化です。
今日は詳しくは書きませんが、自由化によって「お金がある人」と「ない人」で受けられる医療のレベルが今とは大分変わってきます。お金がない人は十分な医療が、これまで同様に受けられない可能性が出てきます。
これはちょっと困りますね…
さいごに
選挙時から「TPP離脱」を公約として宣言していたという事は、トランプを選んだアメリカ国民はTPP参加を望んでないという事でしょうか。
またはTPPとはほとんど関係ないところでトランプを選んだのか。
アメリカのTPP参加、離脱によっては日本の経済状況も大きく変わってきます。
今後のトランプの発言にはまだまだ注目です。