医療保険、終身保険に入る前には「告知」と言って病気の履歴を記入したり、健康診断の診断書が必要となる場合があります。保険の商品によっては、通院履歴や処方された薬の名前までも告知しなければなりません。
そこで、保険の相談に行く際に、律儀に健康診断を受けてから行こうと考える人もきっといると思います。だって、保険に入る時に診断書が必要な場合ありますから。
でも、それ「ちょっと待った!」かもしれません。
診断書が必要ない保険もあります。この場合は健康診断を受けないほうがいい場合があります。
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診断書が必要ないならば、契約前に健康診断を受けてはいけない。
保険には今述べたように健康診断の「診断書」が不要な商品もあります。
ただし、告知欄には、病気の履歴などを書かなければなりません。
ここで、もし事前に健康診断を受けてしまい、悪いところが見つかった場合は、告知欄に書かなければならなくなります。
つまり、診断書が不要な場合は、健康診断を受けずに契約したほうがいいということです。
だって、健康診断を受けなければ、自分が知らない体の悪いところは書けないですから。
じゃあ、健康診断を受けて悪い結果が出てしまったとしても、診断書が必要ないし「嘘を書けばいい」と思うかも知れません。でも、実際に保険にお世話になる場合に、虚偽の申告をしていた為に保険がおりないことがあります。これだと折角契約した保険が無意味になります。
実際に僕のケースで、こういうことがありました。
僕が入ろうとした保険には、健康診断の14ヶ月以内の診断書が必要でした。
僕が最後に受けた健康診断は、既に18ヶ月を過ぎていたので診断書として無効という事でした。
そこで、もう一度健康診断を受けて、診断書を手に入れなければなりません。ただし、僕はこれまでの人生で区の簡易的な健康診断しか受けたことがありませんし、年齢的にこの機会に一度人間ドックを受けて、その診断書を提出しようと思いました。
でも、結論から言うとこれは保険に入る前には適切でない行動だったのです。
保険屋さんに「やめてください」と言われました。
なぜかと言うと、人間ドックというものは、一般的な健康診断よりも色々な箇所を精密に検査します。
要するに、体の小さな不調や異常も発見しやすい検査です。
保険に入るうえでは、これが逆にマイナスになってしまいます。
もし、人間ドックで不調箇所が発見された場合でも、その結果で診断書を提出しなければなりません。
わざわざ体の悪い場所を保険会社に知らせることになるのです。
という事で、僕は人間ドックではなく、簡易的な区の健康診断をもう一度受けることにしました。

じゃあ、人間ドックと区の健康診断を両方受けて、区の健康診断の診断書を出します(^^)
保険屋さんにそう伝えると
人間ドックを受けてしまうと、その履歴が残ってしまうらしいのです。
まさか、そんな事になってるとは思いませんでした…

そこで、区の健康診断のみ受け、保険に入った後に人間ドックを受けることにしました。
勿論、全く健康なら何も問題ありません。
保険に入るなら喫煙をやめておくことで節約出来ます。
他には、喫煙か非喫煙かのチェックもあります。
検査キットで検査をします。
喫煙者は、同じ保険でも値段が高くなるのです。
もし、これから保険に入ることを考えていれば禁煙をオススメします。
一ヶ月単位で見ると数百円の差ですが、今後数十年単位で考えると数万円の差が出ます。
健康状態の審査に関しては、保険会社によってユルい会社もあれば厳しい会社もあるようです。
ちなみに、前回の記事のマニュライフ生命こだわり個人年金(外貨建)に入る場合は「告知」と言うものは特に必要ありません。
誰でもすんなり入れます。
さいごに
保険に入る前に健康診断や人間ドックを受けるのは適切でない行動です。
健康診断を受けてしまったことによって、保険に入ることが出来ないという事もあります。
健康診断の診断書が不要な場合は、告知欄の記入だけ済みます。
もし、健康に不安がある場合は保険の契約後に健康診断を受ければいいのです。
また、診断書が不要だからと言って嘘を書くと、万が一があった場合に保険会社の調査でばれてしまった場合にはお金がおりない事もあります。こうなってしまえば、折角の長期間の払い込みも無駄になってしまいます。
嘘を記入してしまったばかりに、毎日不安で過ごすようなことにならないためにも、契約時には正直に書きましょう。