今日は格安スマホや格安SIMを使う際に出てくる白ロムについてです。
まずは、白ロムとは何かをもう一度簡単におさらいします。
回線契約されていない本体(端末)で、SIMカードが抜かれた状態のモノです。
主に中古で、SIMを抜いた状態の端末の事を指します。
中古で手に入れた白ロムに、格安SIMを挿して使う事が可能ですが、白ロムを使う際に注意することがいくつかあります。
格安SIMや格安スマホ、SIMロックやSIMフリーがまだ分からない人は先にコチラを参照に。
白ロムの中でもauの端末は初回購入時のSIMしか使えないものがあります。
auの白ロムの場合は、初回購入時のSIMしか使えない場合がありますが、これをICロックといいます。もし、ICロックが掛かっている端末の場合は、SIMカードがauであっても使えません。
ICロックが掛かっている場合はauのショップでロック解除出来ますが、手数料が発生します。
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白ロム購入の前にまずはSIMカードの種類をチェック。
SIMカードには3種類あります。
- 「標準SIM」 1番大きい 15mm×25mm
- 「マイクロSIM」 真ん中サイズ 12mm×15mm
- 「ナノSIM」 1番小さい 8.8mm×12.3mm
端末が進化するにつれてSIMはミニ化しています。
古いスマホや格安スマホでは「標準SIM」の場合があります。
比較的新しい端末の白ロムを選ぶ場合は、もしかして「ナノSIM」かなーと思って確認すれば早いです。
今後は「ナノSIM」の機種が増えていくと思いますので、まだこれから格安SIMを契約すると言う人は「ナノSIM」を選択するのが無難と言えます。
という事で、端末を購入する前に、まずは自分が使うSIMカードが何なのかを知ることから始めなければなりません。
SIMと端末のサイズが合わない場合。
機種を変えたいけど、欲しい端末がどうしても持っているSIMと合わない場合や、その他にも色々な理由でサイズ違いのケースも出てきます。この場合は、端末を合うものを選ぶか、SIMを合うものに変更するかどちらかの選択を迫られます。
端末を合うものを選ぶという選択は文字通りそのままです。
使いたい機種を諦めて、今持っているSIMが対応している機種を選びます。
もう一つはSIMカード自体を変更する方法です。
これには2つの方法があります。
まず1つは、契約先の会社で「SIMカードのサイズ変更」を申し込む方法です。
この方法が無難です。
手数料が2,000円ほど掛かりますが格安SIMの会社でも大手の3キャリアでも変更可能です。
※変更のみは出来ずに、新規で「他サイズを契約」しか出来ないMVNO(格安SIM)をあるので確認が必要です。
また、ネットで申し込みした場合は、希望サイズのSIMへ情報が載せかえられた時点で手持ちのSIMが使用できなくなります。新しいSIMが届くまでの数日はスマホが使用できなくなるので注意です。
実店舗があるMVMO(格安SIM)の場合は店舗で即日可能です。
もう一つが「SIMアダプター」というキットでSIMカードのサイズを変更できます。
これは、小さなSIMに部品をつけてサイズを無理やり大きくするキットです。
一応販売されていますが、よっぽどの事が無い限りは使わないのが無難です。
完全自己責任での使用になります。
赤ロムとは?白ロムを買ったつもりが…
白ロムは、主に中古で手に入れることになりますが、前の所有者に状況によってキャリア側(携帯会社)で端末に利用制限などのロックを掛けてしまう事があります。
どういう事かと言うと、窃盗や詐欺に関わる端末、もしくは前所有者が端末の分割代金の支払いが終わらないうちに支払いを辞めてしまった場合です。
要するに不正や犯罪の可能性のある端末にはキャリア側で通信制限を掛けてしまう状態です。
これが赤ロムです。
特に、中古の白ロムの個人売買などは、赤ロムか否かは判断する術をもちませんので注意が必要です。白ロム専門業者から購入する場合も「赤ロムだった場合」などの返金対応や補償は確認しておくべき事項です。
最後に
格安SIMを使うためには、白ロムを購入する場合も出てくると思いますが、端末とSIMのサイズや赤ロムという存在も知っておきましょう。
また、中古で白ロムとして購入したiPhoneの場合は、アクティベーションという使用を開始するための初期設定を行う必要があります。アクティベーションにはWi-Fi環境もしくは、最新のiTunesに接続して行います。
白ロムと、格安SIMの組み合わせが不安な人はLINEモバイルのように初めからセットで購入するのがオススメです。