先日、ニュースで回転寿司のかっぱ寿司が90円になったというニュースがありました。
期間限定で100円のお寿司が90円です。
100円でも回転寿司の中では安い部類ですが、さらに90円ですよ。
「やったー!かっぱ寿司に行こう!」
という話ではありません。
ん?
また、デフレのはじまり?
と思ったのです。
経済の専門家ではないので、デフレが始まったか否かは僕には分かりません。ただし、数字上では消費者物価も下落が続き、日銀の黒田総裁の大規模金融緩和の直前の2013年3月の大きさに戻ってしまったようです。
簡単に言うと、お買い物する時にスーパーの商品がどんどん値下がりしているという事です。
この時は、100円を切ることも多くなっていました。
円高が続くとほぼ確実に、食品や生活用品の値下げは続きます。
一見、僕たちにとってはメリットに見えます。
僕も単純にそう思います。
だってスーパーに行って安くなってたら「ラッキー」って思いますしね。
僕の中では牛丼の大手チェーン各社が常時、並盛り300円を切ったら「デフレ」かなと勝手に思っています。
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デフレで物が安く買えるようになるけど、その先は…
商品が安く買えることは、みんな嬉しいのは間違いないです。
でも、物価が上がらないという事は、世の中が「経済状況が悪化している、鈍化している」と言う雰囲気になり、ますます消費を抑えがちになります。つまり、消費行動が進まず、ますます物が売れなくなり値下げに拍車がかかります。
もう悪循環です。
これが「デフレスパイラル」
モノが安くなるという事は、基本的には企業の収益が減少して、働いている人のお給料にも影響します。お給料の一部をカットならまだいいほう、従業員削減などに発展すれば、まさに家計を直撃です。
まずは、大企業にこの影響が出て、そのうち中小企業にも影響が出てくるというわけです。
こうなるとやっぱりデフレは教科書通りまずいという事です。
僕は「今」を生きているのでデフレでもいい気がしている。
世の中は「デフレ脱却」とか言いますけど本当にそれがいい事ですか?
世の中って言うよりは経済専門家や政府の人だけかも。
確かに、理論上はデフレが良くないのは中学生の教科書にも出てきます。
でも、僕はデフレがいいとは思いませんが「今なら」悪くはないです。
だって、アベノミクスで一時的に経済が良くなった時に、お給料ってあがりました?
僕、全く変わりませんけど…
給料が上がったのは一部の大企業のみです。
僕はアベノミクスの「ア」の字も感じたことはありません。
でも、一時的に経済が上昇しかけた時には「ちょっとの贅沢」がメディアでも取り上げられ流行りました。
ちょっと値段が高いけどイイモノ、ちょっと高いけどオイシイモノ。
ええ、僕もこの波にだけはシッカリ乗りました。
給料は何も変わってないのにも関わらず…
つまり、自分では経済状況が改善されたのを実感出来無いのにも関わらず、政府や企業、マスコミにまんまと乗せられています。
さいごに
僕自身は、デフレが悪いかと言うと「今のところ」悪いとは全く感じていません。
同時にアベノミクスで一時的に効果が出た時に、僕が何か恩恵を受けたかと言うと何も受けていません。
どっちも影響なしというのが僕自身の感想です。だったらデフレの方が全然いいですし歓迎です。お給料は変わらない状況で、お買い物する時に商品が安いほうが絶対いいに決まってます。
専門家じゃないので、10年後の経済の事を考えてどうこうは分かりませんが、デフレよりは物価が上がるのがいいというのは何となく分かります。でも「今を生きる」消費者ってみんな「今」が大切で長期を待つことなんて出来ないのです。