年金支給が75歳からに引き上げになるかもしれません。
まだまだ決定事項ではないですが…
田村憲久厚生労働相は5月11日、NHKの番組で、高齢者の働き方が多様化していることを踏まえ、現在、個人の選択で公的年金の支給開始年齢を70歳まで引き上げられる制度について、75歳程度まで広げられないか検討する考えを示した。
まだ検討する段階ですね。
ちょっとホっとしました?
でも、僕の世代(30代)が受給するのは確実に70歳はいきそうな勢いです。
確かに、60歳で定年は今の時代は早すぎると思いますし、既に65歳までの会社もあります。
将来的には、定年は65歳が当たり前になるでしょう。
それにしても、65歳で定年退職して75歳までは10年間あります。
10年間は無収入?バイトしたとしても貯金無しではかなり大変な時代になります。
今後は、年金を貰える金額も低くなっていくでしょうし。
富裕層はいいですが、中の上の階級の人が一番辛いかもしれません。多少の贅沢をする癖がついてしまっている階級です、退職してから急に節約生活を始めるのは難しいからです。
現役世代のうちから、節約の知識と方法を学んでおくことが益々大切になってきます。
また最近のニュースとして、以下の様なことも起きています。
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は26日、株安や円高で国内外の保有株の評価損が膨らみ、2016年4~6月期の運用損益が5兆2342億円の赤字になったと発表した。過去3番目の赤字。
なかなか年金制度の状況は厳しいのです…
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年金を支払わなくても生活保護が受けられる現実。
「75歳からしか貰えないならその前に死んでるし」
「生きても数年だし」
という人もいます。
僕も実際にそう思います。
だったら年金払わないで自分で貯めたほうがいいですよね。
だって、何百万も払って元が取れない可能性は十分過ぎるくらいにありますから。
ただ、年金を払ってない人は勿論年金は貰えないわけですが…年金払って無くても生活保護は貰えます!
こんな不公平ってありますか…
ただし親、兄弟、子供、孫に「援助して協力してください」という扶養義務照会という通知が届きます。これは、義務ではないですが親兄弟、子供や孫にまで迷惑をかける事になります。これだけは避けたいところです。
でも、家族も親戚も居ない本当に自分一人しか居ないという人だったら、誰にも迷惑なんて掛けずに生活保護を貰えます。あえて言うなら納税者、国民に迷惑を掛けています。
ところで、日本には日本国憲法第25条というものがあります。
「全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
中学生の時に暗記しましたよね。
今でも言えますし。
中学生の時は、「なんて素晴らしい憲法なんだ」「日本っていい国だなー」
「日本に生まれて、ヨカッターっ!」
なんて思ってましたけど、大人になるとまた違った気持ちになります。不公平憲法です。
定年後も仕事や収入源を確保しておく必要がある。
僕の場合、仕事の紹介は友人や知人からの場合が少なくありません。
以前、交際費の事を少し書きましたが、節約を意識しすぎて全く友人知人との交際がないという人はこういう紹介して貰う機会もなくなってしまいます。
あとは、退職後は全国シルバー人材センター事業協会というものもありますが月に10万円以上を稼ぐのは難しい状況です。
調査の結果が以下の通りです。
- 月平均就業日数が9.3日
- 月平均配分金収入35,221円
- 1日の労働時間の目安4時間程度
平均的な時給で換算すると1日4,000円、月10日就業で月に4万円程度です。食費とちょっとしたおこずかい程度ならなんとか稼げます。
やはり自分で何かしらの仕事を持つことや、収入源を若いうちから作っておくことが重要です。
まとめ
年金受給が75歳に引き上げられた場合は、65歳で退職後は10年間も耐え忍ばなければなりません。
更には75歳に引き上げが決まった場合は、今以上に年金を払わない人が増えることが予想されます。
そうなると、当然のように年金受給額は減ります。
負のスパイラルです。
年金に頼らない生活が出来るよう、今後は現役世代のうちから自分の資産形成を行うことがより重要になってきます。
今から出来る節約の智恵や資産運用の知識で少しでも将来に備えたいものです。