自転車に乗りますか?
僕は車を持っていませんので、電車と自転車で行動することがほとんどです。
自転車事故で自分が怪我をした場合も大変ですが、他人を怪我させてしまうともっと大変なことになります。
数年に一度くらいでしょうか、ニュースで自転車事故での多額の賠償金の話があります。
ある自転車事故では、
小学5年生の子供が自転車で67歳の女性と事故になり、女性は寝たきりで意識が戻らない状態になった事例があります。
そして、小学5年生の子供のお母さんには、「監督義務を果たしていない」という理由で、裁判所はなんと約9500万円という高額賠償を命じたのです。
しかも専門家もこの高額賠償を「妥当」と評価しています。
一般的な家庭が、こんなにも多額な賠償金を支払えるはずがありません。
こうなると自己破産するしかありません…
節約どころの話ではなくなってきます。
子供とお母さん側から見れば多額の賠償金ですが、この67歳の女性やご家族からしたら、この後に続くであろう介護の精神的な負担や費用は相当なものです。
高額賠償は当然なのかもしれませんし、もしかしたら不十分な金額なのかも知れません。
このようなに、ニュースになってない事例がきっと他に沢山あるはずです。
大人なら無茶な運転をする事も少ないですが、子供はヤンチャな運転をする事が本当に多いです。
それは、あなたも子供の頃の自転車を思い出したら分かると思います。
自分が子供の頃を考えると、本当に恐ろしくなります。
そこで、自分の為にも相手の為にも自転車保険や特約の個人賠償責任補償には必ず入っておくべきなのです。
決して高いものではなく、今では色々な保険会社が出しています。
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自転車保険と特約の個人賠償責任補償との違い。
自転車保険はそれ一つで単体の保険です。
特約の個人賠償責任補償は、何かの保険にプラスして追加できるオプションの保険のようなイメージです。
僕の場合は、火災保険の特約にこの個人賠償責任補償をつけています。
家族の一人が個人賠償責任補償に入ってると、配偶者も子供も適用されるので安心です。
ちなみに、僕の場合は割引を考えて火災保険を一気に36年分を払い込みしましたので、この特約の個人賠償責任補償も36年分一度に支払っています。
特約だけの金額で言うと36年でも28,040円ほどです。
ひと月で計算すると、たった65円です。
しかも家族3人分です。
これで、家族みんな自転車に乗っても安心というわけです。
そして、もし賠償金が発生しても支払えないことで、相手に迷惑をかけることは限りなくゼロになります。
僕の場合は一度に払った為、極端に安いのですが、通常でもかなり安いので入っておくべきだと考えています。
自転車保険は自分の怪我と相手の怪我が対象。
自転車保険は二つの役目を持ちます。
- 傷害保険(自分向け)
- 個人賠償責任保険(他人向け)
1は自分が自転車事故で怪我をしてしまい入院や通院した際に保険金が支払われます。
2は他人に怪我を負わせてしまったり、お店のものを壊してしまったり時に損害賠償金が支払われます。
加害者になってしまった場合の二つ目が特に重要で、個人賠償責任補償は事故の支払い命令を鑑みても、やはり最低1億円のものが欲しいところです。
出来れば自転車保険の中でも示談サービスが付いているといいです。
最近はクレジットカードにも月額数百円で個人賠償の特約が付けられるところもありますので、割と身近に検討することが出来ます。
何かの保険の特約の個人賠償責任補償の場合。
先ほど説明した、僕のケースです。
特約の個人賠償責任補償は、何かの保険にオプションで付けれるものです。
個人賠償責任の特約は色々ありますが、大体月額100円ほどで出来るものが殆どです。
これで1億円ほどの賠償をカバー出来るとしたら入って損は無いと思います。
しかも、一人の名義で家族全員分を補償されるものが殆どなのでかなりお得に入ることが出来ます。
万が一の事を考えるとこれは外せません。
ただし、自転車保険とは違い傷害保険(自分向け)は有りません、他人向けの補償のみです。
まとめ
自転車に乗るなら、加害者になってしまった場合を想定して保険に入る必要があります。
何かしらの保険に加入している場合には、特約で個人賠償責任補償を月に数百円で付けることが出来ます。
何も保険に加入してない場合には自転車保険に入ることで賠償金をカバーできます。
最低でも補償金額は「1億円」は欲しいところです。
最近では、自転車保険を義務化する自治体もあります。
今後はバイクの自賠責保険のように全国統一で義務化するといいですね。