個人事業の人は国民年金なので、厚生年金の人よりも将来貰える金額がずっと低いという心配があります。
そこで、国民年金の付加年金を支払えば、将来の受給時に少しだけ多く受け取ることが出来ます。
では、いくらプラスで払うか。
今払っている国民年金に毎月たった400円だけプラスして払います。
ちょっと性質が異なりますが、国民年金基金のように月に10,000円ほど納めるものと比べると圧倒的にお手軽です。
たった400円なので、全然払えるレベルです。
では、将来どのくらい受け取る事が出来るのかと言うと「200円×払った月数」を通常の国民年金に加えて多く受け取ることが出来ます。
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付加年金は具体的にどれだけお得?実際に計算してみた。
例えば
25年間支払った場合(300ヶ月)で見てみます。
受給時に受け取る金額
200円×300ヶ月=60,000円
受給開始になると、国民年金のみの人より毎年60,000円多く受け取ることが出来ます。
ひと月当たりたった5,000円ではありますが。
では、25年間(300ヶ月)で支払う付加年金の金額を見ていきます。
月に400円支払うので、
400円×300ヶ月=120,000円
25年で12万円の支払いです。
と言うことは、なんと60,000円をたった二年間受け取る事で、25年間(300ヶ月)支払った分の元が取れてしまいます。
三年目からは丸儲けというわけです。
生きれば生きるだけ、どんどんお得になっていきます。
年金は物価によって受給額の増減がありますが、付加年金は定額のため、物価による影響を受けません。
そのまま一定で「200円×払った月数」が貰えます。
つまり、もし僕が受給時に物価が今よりかなり上がっている場合は損することもありえます。
逆に物価が今よりもかなり安くなってしまった場合は得することもあるという事です。
付加年金の申請方法は超簡単。
電話での申し込みやネットでの申し込みは出来ません。
実際に電話で問い合わせましたが、区役所へ来てからじゃないと出来ないといわれました。
少し面倒ですが、足を運ぶしかありません。
区役所の窓口に行くと、案内されますので申請用紙に記入してすぐに終わります。
申し込みしたその月から支払うことが出来ます。
一ヶ月でも多く支払ったほうがお得ですので、一刻も早く開始したほうがいいですね。
ちなみに国民年金基金へ加入している人は、付加保険料を納めることが出来ません。
まとめ
付加年金は、今の国民年金に毎月プラス400円を払います。
たったこれだけです。
国民年金をクレジットカード払いにしている人は、付加年金も一緒に引き落とされます。
コンビニで納付書支払いの人は、勿論nanacoでも可能です。
受給が開始すると、年間「200円×払った月数」を受け取ることが出来ます。
これが一生続く為、2年で元が取れ、3年目から丸儲けというお得さ満点の制度です。
国民年金だけでは将来が不安だけど、国民年金基金はちょっとハードルが高いという人には最適です。